妊娠中の体のトラブルを解消?!マタニティスポーツで元気な体作りを!

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初めて妊娠されたお母さん方、今、みなさんの心の中には、「赤ちゃんができた」という嬉しさが満ちあふれているかと思います。

しかし、そんな妊婦さんの中には、「これから変化してくる体のことや、お腹の赤ちゃんの健康状態についての不安や心配が増してくる」と言われる方がいらっしゃいまして、実際、私の友人から「妊娠中の体のトラブル」について相談されたことがありました。

この「妊娠による体のトラブル」はいろいろな種類のものがあるのですが、実は「運動」で、予防・軽減ができるものも少なくありません。

そこで、今回は「妊娠中の体のトラブルを、マタニティスポーツで解消し、元気な体を作ろう」ということでまとめてみました。


昔の妊婦さんは運動過多?

昔(昭和?明治?)は、妊婦さんといえども一家の働き手として存在していました。

そのため、妊婦さんといえども、料理や洗濯、掃除などあらゆる家事を担っていました。

この頃は「家事は女性の仕事」と言われ、掃除機や洗濯機などない、今とは比べられないほど不便な時代でした。

そんな時代を過ごした妊婦さんは、1日の家事をするだけで、かなりの運動量いや重労働だったのです。

今の妊婦さんは運動不足?

しかし、超便利になった現代では・・・洗濯機あり、掃除機あり、食洗器ありと、とにかく便利になりました。

寝室やトイレも洋風化していますので、掃除の仕方ひとつにしても、掃除機やモップなどの便利グッズがたくさん出ていますので「らくちん掃除。」

そのため、自然に運動量は減ってきているのもしかたがないのでしょうね。

このように、今の生活をしていると、昔の生活で鍛えられてきた「骨盤周りの筋肉」を使う機会が、極端に減ってしまいました。

そのため、赤ちゃんや内臓を守り支える「骨盤のゆがみ」が出てくることが増えて来て、血流や神経を圧迫し、腰痛、背筋痛、恥骨痛、肩コリ、冷えなどさまざまな不調の原因になってしまっています。

妊娠中の運動は、妊婦さんの体のトラブルに効果的?

妊娠中の運動の目的は、ズバリ「健康な赤ちゃんを産み育てる体力つくり」にあり、お母さんの体力アップが出産に大きく影響されます。

また、運動をすることで、体重のコントロール、骨盤や産道周囲のゆがみの矯正、肩こり、便秘、足のつり、手足のむくみなどの、いわゆる「マイナートラブル」を予防することが期待できます。

お母さんが健康でなければ、お腹の赤ちゃんにも影響を及ぼすことがあります。そのため、体調を見ながら、できるだけ体を動かす習慣をつけましょう。

妊婦さんにおススメのマタニティスポーツとは?

では、妊婦さんにおススメのマタニティスポーツにはどのようなものがあるのでしょうか。

今では、マタニティスポーツの種類も豊富になってきていますが、ここでは、私的におススメの4つのスポーツをご紹介します。

妊婦さんにおススメのマタニティスポーツ1:ウォーキング

まずは、スポーツの基本中の基本である「ウォーキング」です。

ウォーキングをすると、まず、骨盤がしっかり安定してきます。
妊娠中は、おなかの赤ちゃんの重さで、体のバランスが変わりますので、その微妙な変化に、お母さんの体も合わせていかなくてはなりません。

それを助ける運動が「ウォーキング」です。

歩くことによって、体の変化からくる「悪い姿勢」を治すことができます。
その結果、体の内側に筋肉が鍛えられ、骨盤が整えられます。
また、血液やリンパの流れがよくなり、免疫アップにもつながります。

やり方
ダラダラ歩きは、効果は???

ウォーキングの一番のポイントは「歩く姿勢」です。
背筋を伸ばして、あごをひき、25メートル先を見るつもりで歩くことをするとグットでしょう。
時間的には、毎日1時間程度がおススメですが、最初は、15~20分程度から始めて、慣れたら、少しずつ時間を伸ばしていくとよいでしょう。

妊婦さんにおススメのマタニティスポーツ2:マタニティビクス

私の通っている産婦人科では、待合室に、大きく「マタニティビクス教室」の案内が張ってあります。

職員の方にお聞きしたら、とても人気とのことでした。

このマタニティビクスは、妊娠、出産に必要な体力アップや、体重コントロール、腰痛、肩こり、便秘、足のつりなどの、妊娠中のいやな症状の改善が期待できます。

また、うれしいことに、産後の体型の戻しにも効果があるんです。

マタニティビクスは、妊娠13週からスタート、分娩直前までできます。

代表的な内容としては、
・医療者によるメディカルチェック
・ウォーミングアップ(ゆっくりとしたストレッチ等)
・エアロビックダンス
・マットの上でのエクササイズ
などがあり、とても効果的にプログラミングされています。

レッスン中でも、インストラクターによる妊婦さんの体調確認などがありますので安心感がありますね。

軽快な音楽に合わせて体を動かすマタニティビクスは、体だけでなく心もスッキリとするでしょう。

また、身体を支える筋力が高まりますので、ぜひ、トライしていただきたいですね。
そして、来る出産への自信につなげましょう。

妊婦さんにおススメのマタニティスポーツ3:マタニティヨガ

「お産に向けて、心と体を調整したい」という妊婦さんにおススメのプログラムです。

妊娠中の体に、無理のないポーズでできる、ゆったりペースのマタニティヨガは、ともすると、体や心が不安定になりやすい妊婦さんのために考案?されたマタニティスポーツです。

こちらも、妊娠13週からスタート、分娩直前までできます。

主なやり方としては、
・メディカルチェック
・股間を開き、あぐらをかいたような状態で座り、呼吸法や体ほぐしをする。
・ゆったりとした呼吸に合わせてストレッチ。
・楽な姿勢で、瞑想・呼吸法を行い、心身を落ち着かせる。
です。
内容としては、大きなお腹でも気持ち良く出来るプログラムとなっていますので、ヨガの初心者さんでも、お腹の赤ちゃんとハッピー気分が味わえます。

ここで大切なのが「呼吸法」

インストラクターに従って、いろいろな体勢を作るのですが、それに合った呼吸をすることで、とてもリラックスします。

マタニティヨガは、腰痛、肩こり、便秘、足のつりなどの予防や改善につながるだけでなく、呼吸法とリラックス法は、お産の時に大変役に立ちます。

妊婦さんにおススメのマタニティスポーツ4:マタニティアクアビクス

マタニティアクアビクスは、水中で行うエアロビクス運動です。
水の中で立って行いますので、どなたでも参加しやすいです。

水中では、水圧や抵抗、浮力などが働きます。
水圧は、むくみを改善し、抵抗は、無理なく筋肉を鍛えられることができます。
また、浮力のために、重いお腹も軽くなり、楽しく体を動かすことができます。

こう見てくると、お水の中は、妊婦さんにとって「優しい環境」と言えるでしょうね。
このアクアビクスも、妊娠13週から分娩直前までできます。

やり方としては
・メディカルチェック
・水慣れしながらウォーミングアップ
・水中でリズミカルに体を動かすエアロビクス
・お産に必要な筋肉のトレーニングやマタニティアクアビクスのストレッチ

などがあります。

まとめ

この他にも、マタニティフラダンスやマタニティピラティス、マタニティ気功などなどたくさんあります。

マタニティスポーツをするためには、「妊婦さん自身の体調をしっかり把握すること」から始まりますので、必ず実施する前には、かかりつけ医に相談して、自分に合ったマタニティスポーツを選んでくださいね。