子どもが初たんこぶで「どうしよう〜」とパニックになって病院へ行った話

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子どもの病気や、ケガって本当に心配ですよね。

自分の事なら痛みの度合いや、つらさも自覚できるのでどうとでもできますね。

特に赤ちゃんや幼児の時はまだまだ説明もできないので、症状がつかめない母親としては心配でたまりません。

これで病院行ってもいいのかな?と迷う場面も多々あると思います。

今日は息子の初たんこぶでパニクッった私のお話をしましょう。

あれはまだ息子が一歳になるか、ならないかの頃。

部屋のリビングで、おぼつかないハイハイをして遊んでいたところ・・・

前かがみになり・・・・

ゴンっっつ!!!

リビングの床にはクッションマットを引いていたのですが、そこをみごとに外れて、フローリングの堅い床に激突。


初めてのことで大慌て。

もちろん息子は大号泣。

おでこは真っ赤になっています。

あぁぁぁぁぁぁぁ!

どうしよう。どうしよう。
どうしよう。

頭割れてたらどうしよう。

ああぁぁぁ。

脳出血してたらどうしよう。

あぁぁぁぁぁ。

どうしよう。どうしよう。

おでこを再度見てみると。

丸っと「こぶ」らしきものが。

育児書などには「頭をぶつけても大きな声で泣いて、こぶが出てたら大丈夫」だっていうしな。

ああぁぁぁ。

でもここで素人判断で大丈夫として、あとで急に気絶とかしたらどうしよう。

どうしよう。どうしよう。

病院行ってもいいのかなぁ。

いやあ。こんなんで病院行ったらおかしいのかしら・・・
行く人いないかしら。

どこまで頼りない母親だよって思われるかしら・・・

ああぁあぁ。

でも頭だから、何かあってからでは遅いし。

うーーん。

うーーーん

どうしよう。

パパは仕事で忙しいし・・・
聞いても、わからないっていうだろうなぁ。

「ねね。息子ちゃん。どう?痛い?」

と聞いても、もちろん答えが返ってくるわけはなく。

決めました。

病院へ行く!

とりあえず、保険証を握りしめ、私が向かった先は・・・
紹介状が基本的に必要な、市内で一番でかい最新の病院。

そうかかりつけ医ではなく、飛び越して国立の医療センター。

息子が移動中泣いていたのか、笑っていたのか・・・
もう見えてません。

病院について小児科受付へ。

さすがに予約制の大病院。

待合に患者さんは少ないし、ロビーも待合もホテルか?!ってくらい、広い。

息子の愚図りも収まり、ちょっと冷静さを取り戻しつつあった私。

「場違いなところに来てしまった・・・」

周囲を見渡すと、車いすに乗ったり、熱でぐったりしたお子様ばかり。

まずい・・・・・

圧倒的に場違い・・・・

どうしよう。なんて言おう。

看護師さんやドクターに怒られるかなぁ。

そんなことを考えつつ、待っていると、

看護師さん登場。

看護師さん
「どうされました?」
「リビングの床で頭を打ちまして。すぐに泣いたし、コブみたいなのも出てるので
  大丈夫かとは思うんですけど・・・あの、初めての事で心配で。(涙)」
看護師さん
「見せてください。あらぁ。赤くなってコブ出てるねぇ。痛かったねぇ。」
「すいません。こんな症状で来てしまって。でもわからなくて、心配で・・・」
看護師さん
「初めての赤ちゃんだと、お母さん心配ですよね。それはそうですよ。
  どんな状況でもお母さんが心配なら、来てもらっていいんですよ。
  何事もなければそれでいいんですから。
  そんなこと気にしないで。
  先生に診てもらって安心できるなら、来てください。そのために私たちはいるんですから」
「ありがとうございます。安心しました。本当にありがとうございます。」

慣れない育児で、息子にけがをさせないよう常に目を配って緊張した日々を過ごしていたのだと今となっては思います。

その時は全く自覚がありませんでしたが、今思い返せば本当に「目を離さない」生活をしていました。

この時の看護師さんの言葉がどれほど嬉しかったか。

この後の診察で息子は「何もない診断」を無事受けたことはいうまでもありません。

私は受付で初診選定療養費¥5400円をお支払い。

今となっては何であれであの病院に行ったのだろうと恥ずかしくなります。

※先日6歳になった息子が就寝中にベッドから豪快に落ちて大きな音がしましたが、泣くこともなく、自力で起きてベッドに戻ったのでそのまま寝てしまいましたので、私も頭を見ることもなくそのまま寝ました。

どんな症状でも新生児から幼児期は初めて尽くして不安もいっぱいです。

熱が出た、吐いた、泣き止まないなど、赤ちゃんがしゃべれない分オロオロしていまいます。

まして今はパパが仕事に行っている間は一人という「ワンオペ」で頑張っているママも沢山います。そんな時、気軽に相談で来たりする人がいればいいのですが、とっさの時にはなかなかそうもいきません。

私のようにすぐ病院でなくても、育児相談の窓口も各自治体にあります。

こんなことで電話していいのかな?とか受診していいかな?とか気にせず相談しましょう。

電話で安心できれば外出する必要もないです。

でもどうしても心配な時には自分の納得のいく病院を受診していいと思います。

受診して何もなければ私のように数年後には笑い話になります。

小さな命。お母さんもわからないことだらけです。

母親だけに責任があるという意味ではなく、ほぼ24時間赤ちゃんを大事に見ているお母さんが、様子が違うことがよくわかるだけに不安も大きいのです。

病気の診断を下すのは、パパでも祖父母でもありません。

ドクターの一言でお母さんが安心できるのですから、受診していいと思うのです。