「3歳児神話(Wikipediaより)
子供が3歳になるまでは母親が子育てに専念すべきであり、そうしないと成長に悪影響を及ぼすという考え方。」
果たして本当にそうでしょうか?
この神話で辛い思いをしているママはいませんか?
個人的意見ですが、「時代錯誤も甚だしい」と思っています。
息子を0歳児クラスから保育園に入れて、復職すると実母に話した時に私も言われましたよ。あの言葉・・・・・
「そんな小さいうちから親と離れて可哀そうに・・・」
「仕方ないでしょ。働かないとやっていけないんだから」と返すので精一杯でした。
なんでしょうね・・・この呪いみたいな言葉は・・・
きっと私だけはない、多くのママが言われているのでしょうね。
そこで、呪いにかからない思考に切り替えましょう!
【「可哀そう」って価値観は何?】
そもそも2、3歳の子供が自分の事を「可哀そう」って思いますかね?
あれって周囲の大人が「〇〇ちゃんはお母さんと離れて可哀そうね」、「お家にいられなくて可哀そうね」っていうから、子供が「僕(私)は可哀そうなんだ」って思うのではないでしょうか?
だから私は母に「可哀そう、可哀そうって、この子はそんなこと思ってない。そうやって周りが言うからそういう風に考えてしまうだけでしょ」と話し、「可哀そう」をNGワードにしました。
そもそも人の事を「可哀そう」っていうのって、なんだか失礼だなと私自身日ごろ思っています。
【大家族だからできたんじゃないの?!】
そもそも昔と家族の形態が違うのです。
大家族で住んでいて、子供を見る大人がたくさんいた家族構成ではもはやない!
旦那が仕事に行っている間に一人で育児をすることを今は「ワンオペ育児」と言いますね。
これって、結構ストレスなんですよ。
私が思うに、女性も外で働くのが普通の現代において女性の価値観も大家族時代と比べて相当変わったはず。
仕事中は周囲も大人で言葉も通じるし、頑張ったら評価されるし、昇給とか目に見えるご褒美もあったりするわけです。
自立して仕事をしていた女性が、言葉も通じない赤ちゃんを相手に一日中過ごすというのは男性も祖父母世代も想像できないストレスですよ。
大家族ならおばあちゃんやおじいちゃんがちょっと見てもらっている間に、家事をするという事もできたでしょうからね。
とにかくワンオペ育児というのはママの精神衛生上、本当によろしくない状況です。
私も乳児の時期は「赤ちゃん教室」や「ベビーマッサージ」など、赤ちゃんを主体としたイベントを探して、日々出かけていました。
決して赤ちゃんが可愛くないとかそういう事ではないのです。
ただ「大人との会話」もない時間や、「あかちゃんの命を守る」という緊張感から少しだけ解放されたいのではないかと思います。
時代はどうしても核家族化でパパ、ママと子供というケースがスタンダードなのであれば、そこは保育園や幼稚園と上手く付き合って、ママも子供もストレスをためる一方の生活ではなく笑顔で過ごせる時間が多い生活に代わってもいい事だと思います。
【3歳未満でママから離れると成長に悪影響ですか?】
私はまったくそうは思いません。
むしろ保育園の方が遊びの内容は家とは比べ物にならないくらいダイナミックだし、おもちゃもたくさんあるし、お外遊びも遠慮なくできます。
絵具で思いっきり汚しても、粘土を床に落としても「怒られず、楽しめる」のですよ。
しかもお友達と一緒の給食は「家では嫌いと言って食べない物も食べる」というミラクルだって起こります。
日中ママと二人で家にこもっているより、楽しいし、充実していると思います。
お友達もたくさんできるし、おしゃべりも、言葉もどんどん増えていきました。
うちは一人っ子なので、兄弟がいると見につくであろう「我慢」が家では必要ありません。
でも保育園ならどうでしょう。
お友達と順番を守る。おもちゃを貸したり、借りたり。
「ありがとう」を言うことが多かったりと、素晴らしいじゃないですか!
家にママと二人でいるとなかなか見につかない社会性が、どんどんついてきますよ。
さらに園では、夏場は毎日プールがあり、運動会、発表会と行事も目白押しです。
運動不足の心配なんて、全くありませんね。
子供によっては苦手なお絵かきや、粘土遊びもいつでもできる環境ですから、子供の気分で毎日違う事をしてもいいのです。
その中から得意な事がわかってくれば、それはそれでいい事ですよね。
【まとめ】
ママと離れて可哀そうなんて言葉は全く気にする必要はありません。
逆に「そんな昔の発想で可哀そう」くらい言い返してあげてください。
赤ちゃんはママの笑顔が好きなのです。
私はフルタイムで働いていますので、平日息子と過ごす時間は正味朝晩4時間くらいでしょうか。
不機嫌に朝から晩まで一緒より、笑顔でいる4時間の方がいいと思っています。
子供が幸せか?可哀そうか?そんなことはおじいちゃんおばあちゃんやましてや他人様が判断することではないのです!
ちなみに私に呪いの言葉をかけた母は今ではすくすく育つ孫を見て「保育園楽しそうね!仕事もして大変だろうけど、頑張って子育てしてるね!」とポジティブな言葉をかけてくれますよ。