子育て中でも働きやすい仕事環境にするために意識してみたこと

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仕事と家庭の両立ってほんと大変ですよね。

厚生労働省の調査によると共働き世帯は1000万世帯を超え、まだまだ増加中との事です。

今はもうごく一般的な家庭です。

ワーママという言葉がありますが、特別な事ではないですね。

共働きって何が大変なのでしょうか?

各家庭で状況が違うので、簡単には言い切れませんよね。

日本にはまだまだ「女性が家の事をする」という考えが根強いと思います。

男性の育児への参加とか協力とか言う言葉を聞くと「参加?協力?お父さんも当事者ですからその言葉おかしいですよね?」と内心思っています。

まぁこの問題はまた別として、女性に負担がかかる社会の仕組みになっているのは事実です。

社会は変わるにはまだまだ時間がかかりますし、働きやすい職場と言ってもそれぞれの感じ方がありますよね。

個人的な意見ですが、仕事に対して意識が変わったことをお話します。


ワーママは効率UPする!?

保育園に行き始めると病気などもらってきますし、登園しても「お熱が出ました」のお迎えコールも小さいうちはどうしても多くなります。

子供が生まれるまでは、じぶんのペースで仕事ができていました。

仕事の進捗でもここまでできていればOKという線引きがしやすかったと思います。

でもワーママになると、いつ保育園から連絡があるかわかりません。

インフルエンザにかかろうものなら、5日から1週間は出勤できない可能性もあります。

そのために仕事の仕方が変わりました。

とにかく来たものをかたっぱしから片づけていく。

仕事をため込まない事が重要だと思いました。

さらに1週間、1か月と自分の仕事以外の予定も確認し、ここでこういうことがあるなら自分にも何らかの仕事が振られるだろうと予測をたて、その時期には余裕を持てるようにするなど、以前よりも周囲の予定にも気を配るようになりました。

仕事ができる日は思いっきり仕事をする。

いつ止まるかもわからないので、進められるだけ進めておこうという事です。

事務仕事でしたのでこの方法ができました。

使える福利厚生を使いたおす!

私はありがたいことに有給休暇、子の看護休暇、家族の介護休暇など取りやすい職場環境にあるためフルに活用しています。

この制度は労働基準法で定められた制度ですが、以前勤めていた会社では聞いたことがありませんでした。

企業によってまちまちですので、これくらいは最低限、国が徹底してほしいなと思います。

でもこれだけ休暇があっても足りないときは足りません。

病気ではどうしようもありませんから、欠勤となる事も覚悟しています。

ワーママになって、福利厚生についてはかなり調べるようになりました。

使えるものは使ってやる!という考えです。

周囲には感謝する

急な休みや早退で同僚に少なからず迷惑はかけていますので、「子供がいるから当然」とは思っていません。

やることはきちんとやっておくというのは社会人として当然のことです。

普段から頼まれたら笑顔で受ける、挨拶をする、コミュニケーションを取るという事で、信頼関係を気づいておけば、さほど嫌な顔をされることはありません。

でも一度だけ子供がインフルエンザで休んでいる同僚の事を、
「本人は元気なのに、何で休む必要があるの?」と言っている若い女子社員の言葉と聞いたことがあります。

「残念だな」と思いました。

でも「それはその人の価値観」であって、職場の皆がそう思っているというネガティブな思考を持たないようにしています。

私の会社は子育て世代が多いので、お互い様の気持ちも強いのだと思います。

人間はお互い立場や環境が違えば理解できない事もある

仕事とプライベートを一緒にするな!と一昔前に言われていたことです。

でもそれは「家を守る専業主婦の母親がいて、外で働く大国柱の父親」への言葉ですよね。

家庭=母親、仕事=父親の時には家で何かあっても母親が対処するという事が可能でした。

今は違います。母も社会人として働いているのです。

仕事とプライベートのバランスを考える必要があるのです。

こうした理解が社会に浸透していけばいいなと思います。

ワーママに限らず、家族のために休みを取ることを遠慮する必要がない世の中になっていけばいいなと思います。

いまでこそ事務職で福利厚生もしっかりした職場で、子育てもしやすく働きやすいと感じています。

今の仕事に就く前はサービス業が多かったです。

シフト制で勤務するサービス業は子育て世代が働きやすいか?というと私がいたところはそうではありませんでした。

ワーママが居れば違ったのかもしれませんが、子供ができると退職する人ばかりでした。

私同様に「子供ができたら勤められる職場ではない」という方がほとんどで、ワーママの前例も作られなかったことが原因でしょう。

店頭をギリギリの人数で回していた職場でしたから、当日急な休みというのは職場に迷惑としか取られません。

おわりに

家族を理由に職場を休むという事が理解できない人がまだまだいます。

でももしその人が逆の立場になった時には、「休み取ったら?」と笑顔で言える人でありたいなと思います。

ワーママはもう特別な存在ではない世の中です。

仕事を社会人として責任をもってこなすことはワーママに課された義務です。

その義務をきちんと果たしているのであれば、必要以上に卑屈になる事も遠慮することもないと思います。

そんなワーママが増えていけば、労働基準法の休暇取得という当たり前が増えて働きやすい社会になると思うのです。