先日ネットで気になる記事を見つけました。
とある認定こども園の入園説明会でこんな話があったそうです。
「お昼ご飯はお母さんの愛情弁当が一番!愛情が詰まったお弁当がなによりの栄養です」
とのこと。
実際自分も共働きで子育てをしている身としては、「そうだそうだ!」とは思えません。
忙しい朝に全て手作りのおかずでお弁当を作っていたら、余裕のない私はイライラしそうです。
少々手を抜いても、園で「行ってきます」をする時に「笑顔」でいられる方がいいなぁと思いました。
ということで、我が家のお弁当事情を紹介したいと思います。
最初は手作りおかずだった
ありがたいことに我が子の保育園は給食です。
月に1回だけお弁当の日があります。
これも夏場の暑い時はお休みになるので、結局年に6~7回です。
毎日お弁当の幼稚園やこども園に通わせているママは、尊敬です。
月一のことでも「何を入れようかな」と頭を悩ませます。
保育園に年中さんくらいまでは、冷凍食品を使わずから揚げやカツなど朝から衣をつけて揚げ、ハンバーグも捏ねてとおかずはセロから作っていました。
月1回の事なので、一日頑張ればの気持ちでできていたと思います。
年長さんになると「チキンナゲットがイイ」と息子からリクエストが入るようになり、冷凍食品でもいいかと自分も緩めることにしました。
毎回好きな物だけ入れる事にした
毎日食べるわけではないし、月に一度のお弁当なら息子の好きな物を入れようと決めました。
何を入れてほしいか毎回聞いて決めることにしました。
すると毎回同じものを言うのです。
- チキンナゲット
- タコさんウインナー
- たまごやき
- お星さまとハートの形の人参
- ブロッコリー
これを年長さんの春には4回くらい連続で作りました。
私としては楽をさせてもらいました。
周囲のお弁当が気になりだす
そんな息子も年中、年長となりお友達と会話をしたりと関りを持つようになりました。
すると「〇〇ちゃんはトトロのお弁当だった」とか「〇〇君は戦隊のヒーローだった!」と言うようになりました。
出ました・・・・・キャラ弁。
私も息子がまだ小さい頃に、のりやチーズで戦隊のヒーローに挑戦したことはあるのです。
それはそれは不細工なお弁当でした。
息子のテンションも全く上がりませんでした。
それ以来、いろどりは気にしますがキャラ弁には手を出していません。
それが・・・ついに・・・
出たのです。年長さんの冬のお弁当の時に。
「次は僕もキャラ弁がイイ!」
キャラ弁をどう切り抜けるか?!
キャラ弁がいいという息子に「キャラ弁って何?」と聞いて見ました。
「よくわからない」という感じでした(笑)
「キャラ弁ってキャラクターが入っているお弁当だよ。アナタのはおにぎりケースがライダーだから、ある意味キャラ弁だよ」
と、その時はごまかしたものの・・・・・
お友達のお弁当の話をした時に、私が「〇〇君はキャラ弁なんだね」と言ったのを覚えていたのでしょう。
私の知っているクラスメートのママは、それはそれは可愛いキャラ弁を作ります。
それと比べると、おにぎりケースがライダーだから一緒だというのは苦しすぎます。
でも・・・でも・・・私にはどう考えてもムーリー”(-“”-)”
キャラ弁救世主を発見!
次のお弁当はキャラ弁がイイという息子の願いを何とか叶えられないかと考える日々。
ふと立ち寄ったダイソーで、台所用品を見ていると素敵な物を発見しました!
「ゆでたまごっこ ドラえもん」と「ゆでたまごっこ ドラミ」
なんと、ドラえもんの形をしたゆで卵が作れるのです。
作り方は簡単
- 普通にゆで卵を作ります
- 熱いうちに殻をむきます
- 殻をむいたら素早く「ゆでたまごっこ」にセットします。
- 蓋をしっかりして、冷たいお水に10分つけて冷まします。
- お弁当に入れる時に、ちょっとだけ塩をかけます。
これだけでドラえもんが出来上がるのです!
熱いうちに殻をむくのはちょっと辛いですが、冷めてしまうと型がつきにくいのでここだけ頑張りましょう。
説明書には10分冷水で冷ますとありますが、15~20分くらいかけるとくっきりと型が付きます。
これをお弁当に入れれば「キャラ弁」です。
息子に「ドラえもんが入ってるから、キャラ弁だよ」と伝えました。
微妙な顔でしたが、ドラえもんには喜んでくれて、お友達にも「ドラえもんの卵!」とお話ができて嬉しかったみたいです。
子供にはちょっと大きいとは思いますが、Lサイズの卵でないと上手くできません。
型を付けた後に半分にカットしてもドラえもんの顔はきれいに残るので、量が多いようならカットしてお弁当に入れてもイイでしょう。
家では量が多いかな?と思う量でもお弁当ならペロリと食べてくるという事もありますよね。
お友達と話をしながら食べるお弁当は、子供たちにとっては特別なようです。
お弁当作りでママが疲弊して、子供を笑顔で送り出せないとお弁当の楽しさも子供心に半減してしまうかもしれません。
何でも手作りとか、気合の入ったキャラ弁など「私には無理」と思うなら、無理しなくていいと思います。
子供のためにママが作ったお弁当なら、美味しく楽しく食べられるのです。
「ママが頑張って作った」お弁当じゃなくても、充分満足してくれるはずです。
冒頭のニュースのように、「親の愛情」はお弁当だけで量るものでもありませんし、他人に量ってもらう物でもありません。
子供と親の間でしかわからない事だと思いますよ。