幼児期と一言で言っても期間は長いですよね。
1才~6才までが幼児期と言えますので年齢によってもちろん絵本のチョイスも変わってきます
ことばがどんどん分かってきます、絵もはっきりと分かるようになってきます。
この頃から絵本の好き嫌いも出てきますからね。
親子で楽しめるお気に入りの一冊を見つけたいですね。
幼児期におすすめの絵本と絵本を選ぶときのポイントや読み聞かせのポイント、読み聞かせにおすすめの絵本を紹介しますね。
この記事の目次
幼児期ってどんな時期
幼児期になると色々なことができるようになってきますよね。
大人の言うことも理解できるようになってきます。自分の意見や意志を伝えることができるようになり、自己主張をし始めます。
我が家の子供たちはこの頃から絵本の好き嫌いが出始めました。
親が読み聞かせたい本と子供が読み聞かせして欲しい本は違うんですよね。
せっかく図書館に行っても自宅で読んでいるお気に入りの本を見つけ出してもって来たりしていました。
幼児期の初期にはひらがなも読めなかったのに、幼児期の後期に入るとひらがなだけでなくカタカナまで読めるようになってくる子供もいます。
それくらい幼児期の成長は大きく変化します。
ですから幼児期のしつけや教育が大切だと言われるのでしょうね。
幼児に絵本を選ぶときのポイント
選ぶポイントを年齢別にご紹介しますね。
1才~
まだまだ赤ちゃんのような時期ではありますが視力は確実に発達してきます。とは言え視力はまだ0.5にも達していないので、細かい絵柄よりは大きくてはっきりとした絵の絵本を選ぶことをおすすめします。
1歳のころは物語より、「ことばを聞く」ということを意識した絵本選びをおすすめします。
2~3才~
2~3才になってくると、自己が芽生えいろいろな感情や興味などを持つようになります。
いろんなことを感じ、考えていて、周りの人にも分かって欲しいのにまだことばが未熟であるためにうまく伝わらない…そんな時期です。
子供が主人公で色んな感情を表現しているような絵本がおすすめです。
また日常生活に関係するような絵本をたくさん読んであげていると、意思の疎通がどんどんできるようになってきます。
周りの人と意思の疎通がスムーズにできるようになればイヤイヤ期の苦労も少しは軽減されるのですよ。
4才~
急に大人びてくる4才頃。この頃になると短い物語の絵本がおすすめです。
「ママやパパが小さいころに読んでもらっていた本なんだよ」ということも理解できるようになってくる頃です。
最初の一冊はパパやママの思い出の物語の絵本を選んであげると、本好きになるきっかけにもなります。
そして長年親しまれている絵本や昔話や神話を題材にしたような絵本もおすすめです。
昔話や神話は日本の絵本だけでなく、海外から来た絵本もたくさんあります。
そのようなことも意識しながら絵本を選ぶのもおもしろいですよ。
5・6才~
既に絵本好きになっている子供は自分で読みたがるようになってきます。
でもママやパパの読み聞かせもまだまだ必要な時期でもあります。
1人でも読める絵本、パパやママと一緒に楽しめる絵本、パパやママに読み聞かせてもらうのが楽しみになるような絵本を見つけてあげると良いですよね。
1人で読める絵本はページ数も文字数も少ない絵本を最初は選びます。
パパやママと一緒に楽しめる絵本はセリフがたくさんある絵本が楽しいですね。
このころの読み聞かせ用の絵本は子供ワクワク、ドキドキするような想像力が働くような絵本がおすすめですよ。
幼児に絵本を読む時の読み聞かせポイント
年齢にあった読み聞かせ方をご紹介しますね。
1才~
子供と視線をあわせながら読んであげるのが良いですね。
そして読みながら指さししながら読んでいくこともおすすめです。
パパやママの優しい声を聞いて心地よくなるような読み聞かせをこころがけます。
2~3才
2才、3才ころの読み聞かせのポイントは、絵本を子供に選ばせることと毎日の読むタイミングを決めてしまうということです。
例えば、お昼寝前、夜の就寝前、食事の前後など習慣化することで生活リズムも整えやすくなるというメリットもあります。
何度も同じ絵本を読み聞かせることで、子供が覚えたセリフを一緒に言うようになります。パパやママと声を表せて絵本が読めると、子供も大人も楽しいような嬉しいような気分になれますよ。
癒しの時間になりますよ。
4才~
子供が絵本に集中できるように読み聞かせをするときの姿勢に気をつけます。
読み手の座る場所と子供の位置、本の高さや位置がぐらぐらしないように気を受けながら読みます。
4才になると集中できるようになり、絵本の中に入り込めるようになってくる子供もいます。
子供の集中力が切れないような工夫をしてあげましょう。
絵を隅々まで見たいかもしれないですよね。ページをめくるペースもゆっくりが良いですね。
5・6才~
自分で本が読めるようになっても読み聞かせが必要な理由は、まだ5才、6才くらいでは文字を読むことに集中するばかりで絵本の内容が頭に入ってこないことも多いからです。
しかしこの頃の子供にとって想像力を育むことはすごく大事なことなんですね。
ですから、自分で本を読めるようになっても読み聞かせは続けましょうと言われているんですよ。
幼児におすすめ読み聞かせ絵本
おすすめしたい本はたくさんあるので、特におすすめの絵本をご紹介しますね。
1才~「まり」
まりがいろんな形になりながら、いろんな音を出しながら移動していくリズム感があってとても楽しい絵本です。
大人でも見る人が見ればグッとくる絵本と言われています。
2~3才「おおきなかぶ」
あの有名な掛け声を家族みんなで楽しみませんか?パパやママ、おじいちゃんおばあちゃんも良く知っているお話なので家族中で楽しめる絵本です。
4才~「バムとケロのおかいもの」
このシリーズ好きすぎて親の方がグッズまであれこれ探してしまいました。
イラストがすごく魅力的なのです。読み聞かせをした後に子供とすみずみまで絵を眺めることも。
ゆっくりじっくりと楽しめる絵本です。
5・6才「ゴムあたまポンたろう」
この絵本に出会った時は内心「なんて中身のない絵本なんだ」とも思いましたが、子供ウケ抜群なのです。
子供のお腹の底からの笑い声を聞きたくて繰り返し読んでいるうちに、私まで好きになってしまいました。
まとめ
一言で読み聞かせと言っても、子供の発達段階に沿った絵本選びや読み聞かせ方など工夫が必要です。
親の読ませたい絵本と子供の読みたい絵本が違うかもしれない!!ということは忘れないようにしてくださいね。
親子で一緒に楽しんで読み聞かせをするのと、親の思いだけで一方的に読み聞かせるのとでは読み聞かせの効果が全く違いますからね。
家族みんなで楽しめる読み聞かせが良いですよね。