子供に生活のリズムをつけないと!と最初は強迫観念みたいに思っていました。
毎日同じことをしないと「せっかくつき始めたのに、崩れちゃう・・・」とそればかりが気になってみたり。
その時期、その時期でいっぱいいっぱいでした。
振り返ると「何であんなにイライラしていたのかしら。全然大丈夫なのに」と思う事ばかりです。
今日は生活のリズムが乱れそうな祖父母宅への帰省のお話しましょう。
1~3歳頃
たまにしか合わないおじいちゃん、おばあちゃんははっきり言って「甘い」です。
- お菓子もおもちゃもすぐに買います。
- ご飯も食べたいものだけでいいじゃない。と言います。
- そんなにガミガミ言わなくても、子供だから仕方ないでしょう。とこっちが怒られます。
毎日怪獣のような子供を相手に奮闘しているママからすると、この祖父母の何気ない言葉がグサグサと刺さりますよね。
実の親でもイラっとしてしまうのですが、これが義母だと・・・
まぁそれはさておき。
私も息子が1~3歳の頃は「生活のリズムを崩さないよう」にと神経質になっていました。
「息子ちゃんだって、遠くへきていつもと違う家っていうだけでストレスになっているのだから、多少はいいじゃない!あなたもそんなにイライラしないの!」とよく怒られたものです。
私としては「せっかく生活リズムが付いてきたのに、ここで崩したらまた家に戻ってからゼロからだ。わがままになったら困る」と自分勝手な理屈でイライラしていました。
今思えば「自分勝手な理屈」と思います。その時は「息子のため」と思っていたのです。
私がイライラしているせいか、知らない家にいるせいか息子もいつも以上に私にべったりで、3歳くらいまでは実家に帰省しても「のんびりした」感はゼロでした。
3歳~
何度か帰省を繰り返すうちに、案外家に帰ると元の生活にすんなり戻るという事がわかってきました。
子供なりに「非日常」という事がわかるのです。
3歳にもなれば「特別だよ」という言葉がつたわるようになったので、祖父母が何かしてくれるときには「特別よ」と言うようにしました。
息子の中でも、おもちゃくれる=おじいちゃん、お母さんの代わり=おばあちゃんと認識できているようでした。
私もたまに会う両親との話に花がさくこともあり、息子がTVを連続視聴していてもガミガミ言わないようにしました。
「おじいちゃんのお家にきたら特別」と息子にも祖父母宅に行く楽しみを持たせればいいと考えたのです。
このころ手をやいたのは食事です。
息子はおばあちゃんのご飯を食べないのです。
そもそも旅行に出ると息子は食が細くなる傾向がありましたが、煮物など普段私が作らない料理が多かったせいもあるでしょう。
それでも子供の口に合う物を作ってくれてはいるのですが、ご飯にふりかけだけとかで終わることもありました。
せっかく作ってくれた母に申し訳ない気持ちで、息子にイライラすることもありました。
食が細るので、私の実家に息子と私の二人で帰省すると息子は痩せて、私は太って戻るという現象が起きていました。
それでも家に戻ると食べていたので、祖父母宅だけだったようです。
現在
つい先日も息子と二人で私の実家に帰省していました。
もう好きな事をして過ごしていいですよ状態です。
朝からTVを見続けても、ご飯を残しても、アイスを日に2本食べても何も言いません。
食事中に頭が痛いとゴロゴロしていても、ゴロゴロしたままご飯を口に運びました。
私が気を付けているのは「食事は私が作る」という事です。
母に任せっぱなしではなく、息子の食事は私が作る。
これは母からもそうしなさいと提案がありました。
作っても食べてもらえない辛さは、私も重々承知しています。
食べない息子に母が「気にしてないよ」と言われても、私が気にします。
それでイライラするなら自分でやればいい事です。
私が作った食事を食べようが、食べまいがもう知りません。
生活リズムは、朝の着替えと歯磨き、夜のお風呂、歯磨きについてはきっちり習慣化しましたので、本人もゆっくりペースですが、「しない」という事はありません。
外で遊んで疲れたから今日はもうこのまま寝ても仕方ないかとこっちが思っていても、お風呂は?はみがきは?とちゃんと聞いてきます。
おわりに
このように3歳くらいまでは「外泊すると生活習慣が乱れる!」と、がっちがちに考えていましたが、家できちんとしていれば案外大丈夫です。
我が家では平常時は夕食、お風呂、歯磨きをすべて終わらせていれば21時までは遊んでいいよというルールにしています。
ですから自分で時計を見て21時には布団に行ってくれます。
生活リズムといっても、そんな簡単な事です。
何事もそうですが、お父さんやお母さんが厳しく言い過ぎて楽しくない事が一番良くないと私は思っています。
これが小学校にあがったら宿題とか、遊びたいとかまた出てくるのでしょうけど今はゆるくやっています。
来年から小学校なので、「小学校に行ったら宿題しないと遊べないよ」と話しています。
「ドラえもん」をよくみているおかげで、この意味をわかっているようです。